猫との暮らしは想像以上に楽しく、癒やしの時間も増えます。
一方で、実際に迎えてみて初めて気づく「思っていたのと違う」点も少なくありません。
最初の3ヶ月は、人も猫も環境に慣れるための調整期間です。
ここで起こりやすい現実と、その理由・対策をまとめました。
① 抜け毛は「換毛期だけ」ではない

猫は春と秋に換毛期がありますが、完全室内飼いの場合は一年を通して毛が抜け続ける個体も珍しくありません。
理由は、日照時間や室温が一定で、体がはっきりとした季節変化を感じにくいためです。
対策
・短毛種でも週2〜3回のブラッシングを習慣化
・黒い布製品は最初から増やしすぎない
・空気清浄機や粘着クリーナーを常備
「換毛期だけ対策すればいい」と思っていると、想像以上に掃除頻度が増えます。
② 夜は意外と元気

猫は夜行性と思われがちですが、正確には「薄明薄暮性」。
夕方から早朝にかけて活動が活発になります。
そのため、夜中や早朝に走り回ることもあります。
対策
・寝る前に10〜15分しっかり遊ぶ
・夜中に構わない(反応すると学習する)
・高い場所を用意して運動量を確保
最初の1ヶ月で生活リズムのルールを決めると、その後が楽になります。
③ 思ったより抱っこ好きではない
猫は個体差が大きく、常に触られることを好まないタイプもいます。
「もっと甘えてくれると思っていた」と驚く飼い主も少なくありません。
対策
・猫から近づいてくるのを待つ
・寝ているときは無理に触らない
・目を合わせすぎない(威圧と捉えることがある)
距離を尊重すると、かえって信頼関係は築きやすくなります。
④ 医療費は想像よりかかる
初年度は特に出費が集中します。
・ワクチン接種
・健康診断
・去勢・避妊手術
地域や病院によりますが、初年度で数万円〜十数万円かかることもあります。
対策
・事前に年間予算を想定する
・ペット保険の加入を検討する
・定期検診を前提に計画する
「病気になったら考える」ではなく、最初から想定しておくと慌てません。
⑤ 罪悪感を感じやすい
初心者が意外と驚くのが、留守番や体調変化に対する不安です。
「構ってあげられていないのでは」
「これで合っているのか」
と感じることもあります。
ただ、成猫であれば、一般的に6〜8時間程度の留守番が可能なケースも多いとされています(環境整備が前提)。ただし個体差があります。
対策
・水・トイレ・安全スペースを確保
・過干渉になりすぎない
・気になる場合は獣医に相談
完璧な飼い主を目指すより、安定した環境を整えることが優先です。
まとめ
猫との暮らしは、想像よりも現実的な調整が必要です。
・抜け毛は通年対策が前提
・夜の活動リズムは最初に整える
・個体差を尊重する
・医療費は事前に想定する
・不安を抱え込みすぎない
最初の3ヶ月を落ち着いて乗り切れば、その後の暮らしはぐっと安定します。
