「うちの子、おもちゃを捕まえるときはいつも左足から出す気がする……」 そんな風に感じたことはありませんか?実はそれ、気のせいではありません。私たち人間に右利きや左利きがあるように、猫の世界にもはっきりとした「利き手(前足)」が存在するんです。
今回は、最新の研究でわかってきた猫の利き手の秘密と、それが愛猫の「性格」にどう関わっているのか、今回は、愛猫の利き手でわかる性格診断について詳しく解説します。!
1, 猫の利き手は「性別」で決まる?驚きの研究結果

猫の利き手に関する研究で最も有名なものの一つに、イギリスのクイーンズ大学ベルファストの研究チームが発表した調査があります。数十匹の飼い猫を対象に、「段差を降りる時」「食べ物を引き寄せる時」などの動作を観察した結果、驚くべき法則が見つかりました。
なんと、「オス猫は左利きが多く、メス猫は右利きが多い」という傾向が顕著に現れたのです。
これ、すごくないですか?人間の場合、右利きの割合が圧倒的に多いですが、猫の場合は「性別」が利き手を左右する大きな要因になっている可能性があるというわけです。研究者によると、これには性ホルモンが脳の構造に影響を与えているのではないかと考えられています。あなたの隣で丸まっている愛猫が男の子なら左、女の子なら右をよく使っていないか、ぜひチェックしてみてください。
2, 利き手でわかる?愛猫の「メンタル」と性格の傾向

さらに興味深いのは、利き手と「性格(気質)」の関連性です。最新の動物心理学の知見では、どちらの手を優先的に使うかが、その猫の感情の処理の仕方にリンクしていると言われています。
一般的に、右利き(右前足をよく使う)の猫は、左脳が優位に働いています。左脳はポジティブな感情やリラックスした状態を司ることが多いため、右利きの猫は比較的穏やかで、物怖じしない性格が多いという傾向があります。
一方で、左利きの猫は右脳が優位です。右脳は警戒心や恐怖心、ネガティブな感情を処理する役割を担うことが多いため、左利きの猫は少し神経質で、慎重派、あるいは変化に対して敏感な「繊細さん」である可能性が高いと言われているんです。「うちのオス猫、ちょっと臆病だな」と思っていたら、実は左利きゆえの慎重さだった……なんて考えると、なんだか愛おしさが増してきませんか?
3, 今日からできる!愛猫の「利き手判定」3ステップ
さて、ここまで聞くと「うちの子はどっちだろう?」と気になりますよね。お家で簡単にできる判定方法をご紹介します。ポイントは、1回だけでなく「50回くらい」繰り返して平均を見ることです。
- ステップA:おやつキャッチテスト 底の深いコップや、隙間に大好きなおやつを入れます。猫がそれをかき出そうとする時、どちらの足を先に、そして頻繁に使うかを記録しましょう。
- ステップB:段差降りテスト キャットタワーや階段から降りてくる一歩目が、どちらの足から出ているかを観察します。
- ステップC:おもちゃパンチテスト 猫じゃらしを目の前で振った時、最初に「チョイチョイ」と触れるのはどちらの足でしょうか?
これらの結果をメモして、例えば「右35回、左15回」なら、その子は「右利き寄り」と判断できます。猫によっては「両利き」の器用な子もいますが、多くの猫に明確な偏りが見られるはずですよ。
4, 利き手を知ることで、もっと「猫想い」な暮らしへ
「利き手を知って何になるの?」と思うかもしれませんが、実はこれ、愛猫とのコミュニケーションを円滑にするヒントになります。
例えば、左利きで少し慎重な性格の傾向があるとわかれば、来客時や引っ越しなどの環境変化に対して、より手厚く心のケアをしてあげることができます。また、ブラッシングや爪切りをするときも、利き手側からアプローチするのか、逆から攻めるのがスムーズなのかなど、猫のパーソナルスペースを尊重した接し方ができるようになります。
「たかが足、されど足」。猫の小さな前足に隠された個性を知ることは、彼らの心の世界をのぞき見る第一歩です。さあ、今すぐおもちゃを手に取って、愛猫との「利き手チェック」という名のスキンシップを楽しんでみてくださいね!
5, 【まとめ】愛猫の「一歩目」に注目してみよう
今回は、猫の利き手と性別・性格の意外な関係について深掘りしました。
- オス猫は「左利き」、メス猫は「右利き」になりやすい傾向がある
- 右利きは穏やか、左利きは慎重という性格的な特徴が見られる
- お家でのおやつテストや段差テストで、誰でも簡単に判定できる
「うちの子はどっちかな?」と観察することは、単なるデータ収集ではなく、愛猫が今何を感じ、どう動こうとしているのかに耳を澄ませる素敵な時間になります。
まずは今日、愛猫が歩き出す時の「最初の一歩」をスマホで動画に撮ってみてください。スローモーションで再生すると、驚くほど明確に「利き足」が見えてきますよ!もし利き手が判明したら、それに基づいた「得意な方向」からの撫で撫でを試して、愛猫の反応の変化を観察してみるのも面白いかもしれません。
参考文献・情報源リスト
- Animal Behaviour (Psychological insights into lateralized behavior in cats)
- Queen’s University Belfast – Research on cat paw preference
- National Geographic – “Is Your Cat Left- or Right-Pawed?”
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